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 ごあいさつ


ごあいさつ

特定非営利活動法人 交通遺児等を支援する会
理事長 阪本 みゆき

近年の車社会の成熟に伴い、交通事故の死亡者数は、行政及び関係機関・関係者の事故の防止活動への取り組みもあって減少してきたものの、負傷者数を加えれば事故は依然として増加の傾向にあります。

これからの交通事故による被災者が不幸にして死亡しもしくは重い障害を受けた場合の家族の精神的、身体的、経済てきな負担は大きく、特に、家族の生計を支えてきた者が被災者となったときには、生活は深刻な打撃を受け、長期にわたる困難を強いられております。このことは、交通事故に限らず災害、疾病、自殺等の事故についても同様です。これらの被災者家族に対しては、資金的な援助はもとより、必要な情報提供や相談活動、励ましの場の提供等に関する支援活動を行うことが必要不可欠であります。

当法人の前身である「交通遺児母の会」は、交通遺児を抱える母親が相互扶助の理念により交通遺児家族の相互援助を行うことを目的とし、昭和50年2月に発足しました。以来29年にわたり、任意団体として見舞金の支給、入学金・奨学金の貸与、励ましの場の提供といった支援活動を実施してまいりました。

  平成16年4月、特定非営利活動法人「交通遺児等を支援する会」を設立、交通事故による被災者を中心としつつも、@可能な範囲での対象者の拡大、A経済的支援活動、、交通事故等を防止するための教育並びに安全活動のいっそうの充実をはかることによって、社会への貢献を実践してまいります。

  ご支援くださいます寄付者・関係機関・団体の皆様に感謝申し上げますとともに、引き続きのご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申
し上げます。