私ども特定非営利活動法人交通遺児等を支援する会は、2024年6月30日をもって解散いたしました。

当会前身の『交通遺児母の会』が1975年(昭和50年)に創立して以来、多くの企業・団体・個人の皆様からご理解・ご協力を賜りました。ここに衷心より御礼と感謝を申し上げます。

 

これまで微力ながら交通遺児等を支援する活動を続けてまいりましたが、

  1.  自動車の安全性能向上や道路環境の整備などにより交通事故死亡者が減少してきたこと。
  2.  交通事故死亡者の多くが高齢者になり、“一家の大黒柱”が事故で亡くなることに起因する交通遺児が少なくなってきたこと。
  3.  自動車保険や遺族への補償制度に犯罪被害者支援の制度が加わり、経済的な救済策やセイフティ・ネットが充実してきたこと。
  4.  当会の財政が脆弱で持続可能な活動を見通せないこと。

等の理由により、当会の役割・目的が一定程度に達成されたと判断したことから、解散を決議しました。

 

 2004年に特定非営利活動法人に移行し、交通遺児だけでなく母子支援施設や児童養護施設の子どもたちも支援対象に追加しました。緊急貸付金や奨学金で交通遺児家庭の生活と修学を支え、レクレーション行事では子どもたちに楽しい思い出を作ってあげたいと企画しましたが、逆に子どもたちの笑顔から元気をいただきました。また、多くのボランティアや善意に支えられて成長できたことに改めて感謝申し上げます。

 

どんなに注意しても、交通事故が無くなることはないでしょう。

しかしながら、事故を減らすための不断の努力、思いやりの行動は、誰にでもできるものと信じます。

子どもたちの健全な育成を心より祈念いたします。

 

     2024年6月30日

特定非営利活動法人  交通遺児等を支援する会

                            理事長 高月利昌