主催:当会
後援:社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団、
    公益財団法人毎日新聞東京社会事業団、
    社会福祉法人読売光と愛の事業団
協賛:熱海港海釣り施設
協力:グローブライド株式会社、
    株式会社伊藤園、
    日本コカ・コーラ株式会社

 平成28年11月23日(祝日)に、交通遺児家庭や児童養護施設の子供たちと保護者42名がバス1台で静岡県熱海市へ海釣りに行きました。当会として初めての企画でしたが、多くの方々にご協力いただき、参加した子供たちは貴重な体験と楽しい思い出を獲得できました。
 子ども4名に対して1人の釣りインストラクターで班を構成し、安全管理のもとに、えさのつけ方から釣れた魚を針から外す方法まで、丁寧に優しく教えていただきました。多くの子供たちが10尾以上の釣果をあげました。

 今回の企画は、当会のボランティアが活動の様子を釣り仲間・桜井裕氏(というより“師匠”だそうです)に話したところ、同氏が子供たちと釣りをしようとの提案から始まりました。同氏が8名の釣り仲間に企画を紹介すると、すぐにボランティアでの釣りインストラクターを引き受けてくれました。彼らは釣り具メーカー主催の子供釣り教室でのスタッフ経験のある釣り人です。さらに、釣り場所の「熱海港海釣り施設」を所有する熱海市と同施設を管理・運営するNPO法人 SEA WEBが入場料やレンタル釣り具でご協力いただきました。同NPOの安田理事長からは、昼食に手作りカレーライスをふるまっていただきました。また、企画を知った釣り具メーカーや飲料メーカーからもご協力いただきました。

 たくさんの皆様からのご支援の広がりは、子どもたちへの熱い思いと当会へのご理解のたまものだと思います。安全に楽しく海釣りができましたことに、改めてお礼を申し上げます。

 釣れたトウゴロウイワシのさばき方教室も実施されました。自分で釣った魚を持ち帰り、魚を自慢げに調理した子どももたくさんいたそうです。

 子どもたちにとっては楽しい思い出を持つことで、多くの大人たちが応援してくれていて、自分たちは孤独ではないんだと思い、自分に自信を持ち、自分をもっと大切にして、将来の選択肢を広げることに役立つと思います。

 貴重な経験と楽しい1日をいただき、ありがとうございました。